
確定申告の書類出しのため、一年に一度、早春のこの時期のみ訪れる仙台北税務署。数年前から中心部の一番町のビルにも申告時期のみ税務署の機能を移したため、申告書を提出する人たちの多くは便利の良いそちらのビルで用事を済ましますが、北税務署のある錦町近辺は、用事がなければめったに足を運ばないエリア。昔、デザインを学びその後お勤めもしておりました本町にあった専門学校の母校校舎<今は移転>もすぐ近く。学生時代から行き来していた懐かしい地域という思いもあり、日頃の運動不足解消と散策も兼ねながら、今年も北税務署に向かうことにしました。定禅寺通りから勾当台公園の野外音楽堂に続く階段を掛け登り、向いにある宮城県庁前の通りへ。旧県庁時代から玄関を飾っている大きな花時計が迎えてくれました。<この時期はまだ冬バージョン*葉ぼたん仕様>
*仙台まち中散歩<2013早春/確定申告帰り編>錦町→本町エリア
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①県庁前エントランスの庭には早春の今が盛りの赤い椿。 まだ寒々としたグレー色の色味しかない通りの景色に華やかな彩り。本格的な春が待ち遠しい今日この頃…。

③まだ冬ごもり中の県庁前通りの銀杏の木*

⑤県庁東側の路地に歩を進めると、築昭和らしき情緒あふれる居酒屋さんがありました。人情あたたか*県庁お勤め、昭和真ん中生まれ世代の方々が長年常連さんになっているのかも。

⑦やっと北税務署に到着。仙台中央、一番町にあるビル内に仮設申告場所をもうけていない時期は署内順番待ちのため、たくさんの人たちが長蛇の列を作り、駐車場に満車で入れない車が道路上に溢れておりましたが、中央からひと歩きしないとたどり着かない、上杉近くにありますこの本会場の北税務署は、以前とは打って変わってやってくる人も少なく閑散としておりました。ということで、今回はほとんど待ちがない状態で今年度も無事、書類を係の方にお手渡し→申告終了。

⑨上杉通りを仙台駅方面の南側に歩を進めると、そこは<錦町公園>。
昔、お勤めしていた専門学校がこの近くの本町という場所にあり、天気のよい日は学生さん方と学校を飛び出し、気分転換+散策を兼ねながら、この錦町公園内で基礎デザインの科目中、野外スケッチや人物モデルデッサンの授業をしておりました。当時の学生さん方が日々笑顔で元気に過ごしていることを願いつつ、懐かしいその公園内を斜めに横切り本町方面へ…。

⑪子供の頃、美術好きの母に連れていってもらった洋画の美術展。会場は、うすぼんやりの記憶の中では煉瓦作りの素敵な洋館だったような…。調べてみたらその時期頃まで【斎藤報恩会館】という洋館がこの錦町公園内にあったようです。<他、武道館の建物もあり。>私の子供の頃は、ここが仙台の文化発信基地的な存在でした。その建物も惜しまれながら解体。その後、出来ました<ホテル仙台プラザ+藤報恩自然史博物館>までもがすべて今は無くなり、公園内はひっそり閑散…。寂しいかぎりです…。

⑬錦町公園南側。少々高台になっている公園を中心に放射線状に道路がなんと6本。六差路に下降している不思議な地域。一本間違えると目的地がとんでもなく遠くなる…(笑)^_^;

⑮予備校通りを抜ければ、広瀬通り一本北側を東西並行に走る本町家具の街通り。以前は、老舗の家具店<湯の目家具>を筆頭にたくさんの家具店が軒を連ね、家具を買う時はこの通り*というのが定番でしたが、全国展開の大型家具店が仙台にも多々出店、車中心の郊外買い物生活になってからはそちらにお客さんが移ったために、この通りもだんだんとお店が減ってしまい、なんとも寂しいかぎり。はしごして家具を探し回っていた頃が懐かしい…。

②元宮城県庁の屋根の中心、一番高い所にありました塔の部分が花時計の隣エリアに保存されておりました。重厚な作りの素晴らしい洋館だった元宮城県庁。残念ながら昭和61年、老朽化のため取り壊されてしまいました。記念館的に今もその建物が残されていたら仙台観光の大事な拠点になっていたかも。

④道路脇の花壇には冬の彩り<葉ぼたん>2色。雪や寒さもなんのその。長い冬の間、雪をかぶりながらじっと我慢*春、暖かくなってくるにつれてだんだんと茎が伸びて塔状に。そして最後はきれいな花を咲かせるそのたくましさに脱帽*

⑥仙台駅前五番町通り、道路北側を望むと、上杉方面ランドマーク的に<NTTドコモ>ビルが高くそびえ立っています。1階ロビーにはTVCMでお馴染みのゆるキャラ<ドコモダケ>モニュメントが勢ぞろい。目指す仙台北税務署はこのお隣り。

⑧さて、ここから懐かしエリアに突入。NHK仙台局ビル向い、昔からあります<藤屋>の美味しいおだんごやさん。ちょうどお昼時。ランチどんぶりものもけっこう評判らしく、見上げた2階席は満員御礼のようでした。

⑩錦町公園の一角にある<オブジェ>【集う-レジャーセンターの思い出】は、彫刻家 故 柳原義達氏の作品(1952年作)。今では貴重な白色セメントを使用さておりました。今は無き【仙台市レジャーセンター】の外壁中央に象徴的に飾られておりました。【レジャーセンター】は昭和27年、錦町公園内に完成。当時では画期的、大きな筒状のかなりモダンな建物で、平成10年に解体されるまでスポーツ施設として長年仙台市民にとても愛されておりました施設建物でした。

⑫デザイン専門学校の学生時代、友人たちとよくお昼に立ち寄りました<カレーのお店・さふらん>。さふらんライスに欧風のカレールーをたっぷりと。しばらく立ち寄っていないエリア。懐かしい佇まいに感激*後でお店をネットで検索。小さいお店ながらもファンが長年通いつめる美味しいカレーのお店とのこと。初めて<さふらん入りライス>を食べたのはここのお店。少々薬くさくちょっと不思議な味でしたが、その後その味にはまりしばらく通いつめていたことを思い出しました。こんど久しぶりに懐かしい当時の友人を誘って食べにいこうかな…*

⑭その六差路の中のひとつ、予備校通り。昔は文理という予備校の校舎だらけだったのですが、時は移り変わり今は河合塾通りに。

⑯広瀬通りを渡って仙台の中央、メインのショッピング通り、たくさんの人が行きかうアーケード【クリスロード】商店街へ。今回のまちなか散歩はここが終点。4月から始まる宮城県と仙台市・JRの共同企画ディスティネーションキャンペーン。頭上に宮城県のゆるキャラ<むすび丸>付きおインフォメーションの新しいのぼり旗。期間中、海側被災地の仮商店街にたくさんたくさんお客様がいらしてくれますように…*
コメントありがとうございました。*Thank you for your comment.*
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