act.51 2014秋*山形<鶴岡&酒田>の旅③ 【酒田まち中散策 編】

  *<日和山公園>デザイン*酒田の楽しいマンホール
  *<日和山公園>デザイン*酒田の楽しいマンホール

 東北のハワイ・ワイキキ<見え方が…^_^;(笑)>湯野浜温泉に別れを告げて、一路<酒田>の街中へ…。両親の出身地であるここ酒田には小さい時から数えきれないくらい伺っておりながら、いつも親戚まわりやお墓参りが主で、なかなか酒田の観光まで足を運ぶことが出来ず…。しかしながらなんとか時間をぬって、有名な米蔵施設【山居倉庫】や【土門拳記念館】【日和山公園】等には両親や親戚方と一緒に伺っておりました。

 

本間家の別邸で素晴らしい日本庭園を持つ【本間美術館】<なんとミュシュラン グリーンガイド ジャポン二つ星!>。重要文化財となっております【清遠閣】という酒田の迎賓館にふさわしい建物もさるものながら、鳥海山を借景にした【舞鶴園】という名の日本庭園も京都の庭にけして劣らない、息をのむような美しさ。

初めてそこに足を踏み入れ拝見したのは高校生の頃。今でもその時に感じた素晴らしい光景が頭の中に広がるということは【舞鶴園】は、日本のお庭大好き人間の私にとって日本庭園の持つ様式の美しさに初めて目覚めた、記念すべき場所なのかもしれません。

前回、酒田に伺った時にその【本間美術館】を久しぶりに堪能。<その際、撮影しましたフォトを題材にその後、水彩画作品【ことりのいる風景-東北-酒田 本間美術館】を描きました。>今回もぜひとも伺いたかったのですが、残念ながら時間に無理が…(T_T)。ということで、今回はまだ伺っていなかった【本間家旧本邸】【山王くらぶ】の2件にしぼって拝見してきました。

 

 その後、母の妹、明朗パワフルを絵で描いたような元気いっぱいのKおばさん、前日お会いした母の弟の奥様で日本画を描くキュートなKおばさん*→ダブルKおばさんと合流。お二人が馴染みの常連さんとなっております古くから酒田で営んでいます近くの郷土料理屋さんの【伊豆菊】へ。ボリュームたっぷりの美味しいランチセットを堪能しながら懐かしい話や楽しい話で大盛り上がり。ごいっしょ今後の元気の素をたくさん頂けた楽しい時間を過ごして来ました。高速出来てもふた山越えは必須、車で3時間かかってしまいますが、大好きな場所多々の庄内<鶴岡&酒田>地域。距離に負けず、また伺いたく思います。

新庄までは通じている<山形新幹線>。いつかひと山を越えて、庄内地域まで伸びてくれるとうれしいな~^_^;

 

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   どうぞご覧くださいね。

 

 

 


 *素晴らしいお庭・酒田 本間美術館     【舞鶴園】<前回酒田の旅フォトより>
 *素晴らしいお庭・酒田 本間美術館     【舞鶴園】<前回酒田の旅フォトより>

①朝立ち寄りました湯野浜温泉前の浜。日本海、けっこう荒れておりました。お天気、大丈夫かな…。


②酒田の街中へ。お天気、なんとかもって曇り空。初めて伺う酒田市最古の木造建築の県指定文化財【本間家旧本邸】。


③少し赤みを帯びた屋根瓦。鬼瓦に火避け<水>の文字。街の半分を失ってしまった昭和の酒田大火。周りを火で囲まれたにもかかわらず生き延びることが出来たのは、もしやこの力?。


④お庭の入口にも小さな門が…。飛び石のいざない…楽しみな瞬間です。


⑤木扉、石土台、敷石。間を埋める赤みを帯びている屋根瓦片。素材の違いのおもしろさ…色合いが気にいってパチリ☆


⑥秋色に染まりはじめrている一本の楓の木。建物影色シルエット額内に気持ち良く納まっておりました。


⑦茶庭のなごり?…絶妙な石の配置と長さのある石の蹲踞(つくばい)、柴の垣根…ゆったり抹茶と和菓子を頂きたくなりました。


⑧本間家本邸のお庭全景。堂々とした大木。その姿が本間家の深い歴史を物語ります。

日本屈指の豪商に数えられている有名な本間家は商家として元禄2年創業。千石船を有し活発に商いを展開していた傍ら、三代目の光丘さんの頃から酒田の町のために私財を投じ、農業振興のため土地改良や水利事業も行ってきたとのこと。これぞ情にも熱い酒田商人の心意気。 


⑨本間家は、庄内藩主酒井家の信望にも厚く、この本邸は遠く江戸よりいらっしゃった幕府の方々をお泊めする本陣宿ともなっており、半分が武家屋敷造り。本間家の方々が生活するもう半分は商家造りとなっており、全国でも稀な建築様式となっているとのことでした。 <玄関前の大松は樹齢400年の臥龍の松。>

戦後一時期、なんとこの建物が酒田の公民館にもなっており、親類のKおばさんのお話では、息子さんが小さい時に保健所変わりにもなっていて、ここで予防注射をしてもらっていたとのこと!今や重要文化財。地域密着な時期があったとは…。びっくりなお話でした!


⑩次は、酒田を代表する規模と格式をもっておりました元料亭【山王くらぶ】の建物へ。最近まで料亭として様々なお客様をおもてなししておりました【山王くらぶ】。その歴史に幕を閉じました後、北前船の寄港地として栄えた酒田の歴史や料亭文化を伝える資料館にリニューアルしました。

建物2階、扇形の窓のデザインがアクセント*粋を感じるユニークな建物です。


⑪酒田を代表するひとつの料亭【山王くらぶ】。若い頃、お勤め先の宴会等で何回か訪れたことがあったと母からよく聞かされておりました。中に入るのは、今回私は初めてです。


⑫玄関入口からのお庭風景。赤い楓がアクセント。小さいながらもバランスのよい味わいのある素敵なお庭です。


⑬【山王くらぶ】一番の大広間。地域のカルチャーセンター的な役割もはたしているようで、ギャラリーの展示スペースに活用されており、伺った際は、ステンドグラス教室の作品展示会が催されておりました。奥のスペースは人形作家で有名な辻村寿三郎氏の作品を常設展示。NHKの人形劇<新八犬伝>観てたな~*(歳ばれた?苦笑)


⑭戸袋ふすまに描かれている味わい深い絵と書…。明治28年建築とのことなので、古さ具合からその当時からの内装でしょうか…。


⑮館内にかかっておりました【獅子頭付き酒田方言暖簾】に大笑い。<おぼけた><めじょけね><もっけたの>。関西 堺→北前船→酒田に辿り着きました仙台人にもわかりづらいユニークな庄内弁。温かほっこり心地よき耳ざわり*子供の頃から馴染んで来ました庄内弁*大好きです。


⑯【山王くらぶ】といえば【傘福】!日本三大吊るし雛のひとつに数えられる酒田の伝統雛この【傘福】や旧家で保存されている享保雛等のお雛様を見たいがため、3,4月は全国からの観光客で酒田の街は大賑わい。伺った11月は、作り手の方々がその時期に向けて、一生懸命 制作に励んでおりました。撮影OKを頂き仕上がった華やかな【傘福】たちをパチリ!


⑰透明ガラスとすりガラスの混ざった木枠窓。部分的に見えるお庭風景、光の差し具合の違いがまた楽し…*


⑱展示されておりました大昔のサッポロビールのアンティークポスター。トリオの舞妓さんたちのデザインが華やか。あれ?飲めるってことは芸妓さんたち?


⑲【山王くらぶ】玄関の飾り物。酒田祭りを代表する2対の獅子頭とミニミニ傘福。次回はぜひとも館内が【傘福】で埋め尽くされるお雛祭りの季節にでも…*


⑳【山王くらぶ】のある場所は、酒田を代表する飲食飲み屋街の端っこ辺り。近くにスナック【白ばら】。ネーミングがとっても昭和チックで、なんだかとても気になるお店。ここからKおばさんのご自宅兼お店は歩いて10分。待ち合わせの時間もそろそろ…。


㉑Kおばさんのご自宅兼お店に到着。久しぶりにお会いしたおばさんは、昔から社交ダンスも習っていていつも元気はつらつ。書道も師範をとっております筆の達人です。心温か*息子さんである従弟ファミリーとも、久しぶりにお会いできました。その後、昨日お会いしたもうひとかたのKおばさんも合流。お昼ご飯はダブルKおばさんとごいっしょお勧めの近くの郷土料理屋さんの【伊豆菊】へ。ボリューム満点!美味しい酒田の味とダブルKおばさんたちとの庄内弁満載のとても楽しい時間を過ごして来ました。第二の故郷*庄内<鶴岡&酒田>へまた時間を見つけて、元気を頂きに伺いたく思っております。心温かく迎えてくれました親戚の皆様方に感謝*またお会いできます時を楽しみに…♪



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