
「ミホの大好きな近くの<OI~商店>のたこ焼き、今日来るっていうから買ってきておいたからね」久しぶりに若林区にある実家に顔を出したら、いの一番ニコニコ笑顔の母から手渡されたのは、私の大好物!<OI~商店>の【仙台たこ焼き】<勝手に命名(笑)>うれしくて万歳!(^・^)
仙台市若林区中倉に、古くからお店を構えております<OI~商店>。昭和色の濃い昔ながらの店構えで手づくり食テイクアウトのお店ですが、メインのたこ焼きの他、美味しい手づくりおにぎりも人気!温かいオフクロの味を提供してくれる店構えはしぶいものの、地元では知る人ぞ知る名店です。70年代に初めて伺った頃は、なんといっしょに<こけし>もお店で販売。ご主人は当時、賞歴も多々ある<こけし工人>の方。副業でたこ焼き&おにぎり屋さんも一緒に当時から営まれておりました。
その頃、たこ焼きが出来上がるのをしばし待ちながら店内を見渡していると、正面奥の壁に、どん服のような着物を着て腕を組み、にっこり笑っているちょっと変わった坊主頭の男の人の古い写真額が飾られているではありませんか…。<いったい誰?ここの先代の方なのかな…?>と当時、不思議に思っておりましたが、それは今や仙台の大スター!超有名人となりましたお店に福を呼ぶ【仙台四郎】さんのお写真だったのです。その頃はかなりの老舗の間でしか、縁起担ぎの【仙台四郎】さん写真額を掲げていなかったのでその存在をまったく知らず…。初めて拝見したのがこの<OI~商店>さんでした。未だに根強いファンが多いということは、やはり長きに渡って掛けている【仙台四郎さん】の威力もありなのかも…(^・^)
その私の大好きな【仙台たこ焼き】ですが、モチモチした生地の中に他ではみられない刻んだネギとショウガがいっしょに混ざっていてとても風味豊か。蛸も食べやすく切ったちょうどよい大きさのものが、ひと欠けら。ラードのような油を乗せた黒光りする昔からの大型たこ焼き器を使い表面のみカラっと焼き上げて、仕上げはおたふくソース的な甘みのある濃いめの味わい深い手づくりソースをたっぷりと!少々不格好なのはまあ、ご愛嬌…^_^;関西や広島の人たちからしてみれば、「え、これってたこ焼き?まがいものやん。味ちがうやないの!」と一刀両断で首をかしげるかもしれませんが、仙台っこの私が小さい頃から親しんでいた<たこ焼き>は、まさしくこの味なのです。
昔は町内に一件くらい、このパターンの作り方をしてくれる<たこ焼き屋さん>がありました。具材の入ったカップを注文して自分で焼く方式のお好み焼き屋さんもあり、<たこ焼き屋さん>も<お好み焼き屋さん>も子供たちだけでいっしょに入って楽しむこともできる、うれしいコミュニケーションの場所でした。当時はまだ、家庭の黒電話にカバーを付けているような時代、庶民は皆それほど裕福ではなかったけれど、それでもささやかな幸せ感多々楽しむ力あり*心ゆったりの良い時代でした。
仙台市若林区、荒町から入ったバス通りを城下町特有の鍵曲りありですが、基本まっすぐ、仙台バイパスちょっと手前、<セントラルスポーツ仙台南小泉>並び近く*COOP南小泉店斜め向かいにあるのがお勧めの<OI~商店>さんです。(日祝日月お休み・7:00~17:00かと。)
他でも同じような【仙台たこ焼き】を作ってくれているところがまだあるかも。【仙台たこ焼き】いつかはB級グルメ選手権にぜひチャレンジしてほしい私です。
機会ありましたらお店を見つけて、ぜひ味わってみてくださいね。
*【仙台たこ焼き】アップフォトと、そろそろ散りはじめの仙台街中ソメイヨシノの桜フォト*
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