
6月19日(金)から仙台<ギャラリーJ>にて開催されております【私の蔵書票展】vol.2。
【蔵書票】とは、所有する本ということを示すため愛蔵書の見返しに貼る紙片のことです。
ヨーロッパ中世の時代頃からとその歴史は古く、本の持ち主が版画家に独自のデザインを依頼したりするなどしていたため、美しい小版画作品が多数存在。<小さな紙の宝石>とも称され、その愛好者の方々は国境を越えて世界中に存在し、持っている【蔵書票】を交換しあったり、コレクションを楽しんだりされているとのこと。作品には所蔵を意味するラテン語【EXLIBRIS】等の文字が入っております。
日本書票協会会員でもある銅版画家の友人、叶悦子さんが代表を務めるこのギャラリーJさんでのグループ展も回を重ね今回で2回目。
2013年の初回に悦子さんから「ミホちゃんもごいっしょいかがですか」のうれしいお声掛けを頂いたのですが、勝手独自に木版制作を楽しんでいる私でしたので、それまで【蔵書票】という世界をほとんど知らず…。知識不足で初回の作品2点は、百科事典に貼るしかないような巨大【蔵書票】作品になってしまいました(笑)今回は前回よりもサイズダウン‘‘‘‘A4サイズ位の本にも対応できるくらいのサイズの作品に仕上げました。
年2回のレギュラーイラストお仕事の他、様々な雑事が混み合って目のまわるような多忙続きの時期での参加でしたので、搬入&展示お手伝い日に果たして間に合うか…と心配でしたが、なんとかセーフ。ああ、もっと早く進めておけばよかった…毎回あともう一日あれば~のリフレイン。いつもお尻に火がつく位の時期集中じゃないとだめな性格なのね、私^_^;…。
しかしながら、板を彫り進んでいく作業の集中ひと時って…ああ、なんて幸せ~*
木版作品制作に久しぶりに向き合えることが出来ましたうれしい機会でした。
今期の【私の蔵書票展vol.2】は、なんと参加人数、総勢80名。【蔵書票】作品130点あまり。銅版画、木版画、孔版画、シルクスクリーンetc.様々なジャンルの小版画作品が一堂に会しこの量を鑑賞出来る機会は、仙台ではなかなかないことかと…。
詳細は下記。すでに始まってしまっておりますが、お時間ありましたらぜひともお立ち寄りいただけますとうれしいです。<私は6/24(水)12:00~18:00 当番のため在廊しております。>
●【私の蔵書票展vol.2】
2015年6月19日(金)~28日(日) 11:00~18:00 <最終日~15:00>
<仙台・ギャラリーJ>
仙台市青葉区一番町2-2-8 IKI ビル8F
TEL (022)204-9318
*なんと2013年に個展でお世話になりました盛岡【盛久ギャラリー】にて、
今回ごいっしょコラボしております【盛岡 紙町銅版画工房】様作品展の時に
巡回展示するそうです。<日程は下記です。>
●7月14日(火)~19日(日)
またあらためて近くなりましたらご案内したく思います。
*<続きを読む>をクリックすると
2013年制作【EXLIBRIS】作品をみることができます。
どうぞご覧くださいね。

コメントありがとうございました。*Thank you for your comment.*
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