
3.11…今年もまた大震災の日がめぐって来ました。
発生から丸5年…。日本を突然襲った未曽有の大震災…。私自身も含め被災しました誰もが、残る心の傷跡を奥に秘め、葛藤しながらも様々な選択事に日々を費やしてきましたこの5年間でした。長くもあり、また、短くもあり…。
毎年3.11の日は、ひとり自宅アトリエにて、式典を放映しているテレビをつけながら、犠牲になられてしまった方々のご冥福を心静かに祈り黙とうを捧げておりましたが、5年の節目となります今年は、友人とともに仙台市市役所前<市民広場>での献花会場に足を運び、会場にて白い菊の花を献花、直接手をあわせご冥福をお祈りしてきました。
5年経ったといえども、手助けする資材人材も不足していたりと、ハード面だけをみてもまだまだ復興半ば…。日がいくら嵩んだとしても、大切なものを失ってしまった心の痛みが薄らいでいくということは、そう簡単なことではありません。せめて笑顔でいられます日が、被災の地にささやかでも増えていってくれますことを祈りながら…。まだまだ寒さ残る3月11日、震災5年めの春です。<2016.3.12>
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①3月に入りましたある日の泉ヶ岳。旧スキー場の白い雪模様の手前にうっすら七色の虹。よくよくみると悠々と風に乗る鷹らしき鳥が虹の中に…。幻想的な風景*ながめていたら不思議と元気がわいてきました。

②3.11。青葉区の献花会場に向かう途中の国分町近くの広瀬通り。震災直後、中央付近のビルもヒビが入ったりタイルが落ちたり、その後のメンテナンス工事が大変でしたが、今はすっかり活気あふれる元の街並み風景です。街路樹の黒い覆いは<暖かい街中で越冬する鳥<せきれい>のフンよけ(笑)夜は<せきれい>ご一行さんのお宿となります。

③途中通りかかりました三井ガーデンホテルの入口には追悼の半旗が掲げられておりました。

④献花会場の仙台市役所前の市民広場へ。

⑤トラックに巨大液晶モニター。東京で行われる式典に合わせて厳かに式典が始まりました。震災の起こった時間、14時46分に合わせ1分間の黙とう…。メインの仙台会場ではありませんが、たくさんの方々が訪れておりました。

⑥白いテントの中心には、白い花で彩られた献花台。私も友人とともに白い菊を献花。亡くなられた方々のご冥福をお祈りしました。

⑦献花台のあるテントまで続く参拝者の長蛇の列…。追悼に訪れた方々のそれぞれの思いを、優しく受け止め癒してくれているような見事なアレンジの白い花スタンドも飾られておりました。

⑧震災から5年目の今日。日中は暖かかったものの、式典が始まりました14時頃から少しずつ冷え込み、夕方は一時、みぞれ混りの雪が降りました。夜はまた晴れて冷え込み、星がきれいに瞬いておりました。あの大震災に見舞われた日の天候にどこか不思議と似ていたような…。

⑨車で友人を送ったマンション近くに咲いておりましたうす桃色の梅の花…。ひとり見上げた私の心をそっと癒してくれているかのようです。
亡くなられた方への追悼として贈られる花たち。大切な人を亡くされたの人たちの心にも大きなたくさんの癒しを与えてくれているのですね。花たちが持つ大いなる力に、あらためて感謝。<Miho Kwamura 2016.3>
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