act.62 恒例の節分豆まき行事も無事終了*立春過ぎて春近し。

*恵方巻きと鬼の面が勢ぞろい!行きつけスーパー<Y店>にて(2017.2節分)
*恵方巻きと鬼の面が勢ぞろい!行きつけスーパー<Y店>にて(2017.2節分)

 小さい子供の頃から欠かしたことがない2月3日「節分」の日に行う豆まき行事。今年もその準備のため、行きつけのスーパー<Y店>に足を運んで来ました。毎年当たり前に行っておりましたこの「節分」行事。一年間の邪気払いとはわかっていましたが、以外と深い意味をよく知らずにこの年齢まで過ごして来てしまったような…^_^; ということで今回その意味を少し調べてみました。

 

 日本の古い暦、旧暦では一年を四季である春夏秋冬の4つに分けており、それらの季節の始まりの日を「節分」と呼んでおりました。その変わり目の時期には悪い気である<邪気>が入りやすく、それを取り除くため古代宮中では「節分」ごとに厄落としの儀式が行われていたとのこと。旧暦では春の「節分」近くに新年の始まりである元旦がありましたため、一年で最初の節目である立春直前の時期に、厄や災難を払い清める「追儺(ついな)」と呼ばれる邪気払いの儀式が大々的に行われておりました。それが、今の「節分」行事に繋がってきたようです。

 

 穀物や果実には<邪気>を払うことの出来る霊力があるらしく、五穀のひとつである<大豆>には特に強い力があり、邪気の象徴である<鬼>を追い払うには打ってつけの穀物とのこと。そのため、豆まき行事の際には<大豆>が使われるようになったそうです。最近は撒いてしまっても、後で「福は内」使用の豆を衛生的に食べることのできる殻付きの<落花生(ピーナッツ)>が一般の家では主流で、大豆は神社やお寺さんでの節分行事中心に使われているようです。

 私の子供の頃はこの「福は内~!鬼は外~!」の豆まき行事のみの「節分」だったのですが、最近では<鰯(いわし)>を食べたり、<柊(ひいらぎ)>を玄関に飾ったり。今まで各地域限定で行われていた行事が、いつの間にか日本国中メジャーとなってベースの「豆まき」行事にトッピング。もしや商業ベースに私も完全飲み込まれている?…^_^;でもついつい恒例の厄落としイベントなので、その準備に自然と頭と手足が動いていってしまいます。

 

 そのトッピングの代表となるのが<恵方巻き>と呼ばれる丸かじり寿司。もともとは大阪の花街が発祥で、七つの具の福を海苔巻にしっかり巻き込み商売繁盛を祈りながら、運を逃すことなく一気に頂くという縁起担ぎの催し物から始まった由来があるとのことでした。80年代の後半、大手コンビニエンスストアがその縁起担ぎに着目。<恵方巻き>と名付け全国規模で大々的に売り出したところ、大ヒット商品となったとのこと。私たちもブームに乗っかり、ここ最近は<恵方巻き>一気食べ行事も豆まきにプラスとなりました。

 

 「節分」の2月3日、それを求めに行きつけのスーパー<Y店>へ行きましたところ、何種類もの数えきれない<恵方巻き>がところ狭しと売り場にぎっしり!合わせて鬼の面のディスプレーもぎっしり!(笑) かなり太くとても一気食べが無理そうな<恵方巻き>が目の前で飛ぶように売れておりましたが、皆さん喉につまらせてなければ良いのですが…^_^;私は無理せず中太くらいを半分に…。<恵方>北北西に向き、心の中で願い事を唱えつつ、ゆっくりゆったり味わいながら今年の<恵方巻き>を頂きました。

 

 昨年は公私ともに忙しく容量オーバーで心身ともにノックダウン寸前(*_*)加えて年初めにはひどい喉風邪を引いてしまい、ブログ更新も長期に渡って滞り…。かなりご無沙汰をしてしまっておりました。立春を過ぎて、やっといつものライフスタイルに戻ってきたような…。ということで、昨年の表紙用作品制作お仕事から乗りに乗って来ました水彩画の制作活動をいよいよ開始*と思いきや…ああ…気づけば確定申告書類の提出時期近し…(*_*)事務仕事もしなくっちゃ。様々な雑事の山を上手にかき分けて、早々制作ベースの毎日に辿り着きたい立春過ぎの今日この頃です。

 

 *行きつけのスーパー<Y店>の「節分」時期のディスプレイがとても楽しかったので思わずパチリ。2017年の「節分」フォト。続きを読むをクリック*どうぞご覧くださいね。 <2017.2/20 Miho Kawamura >

 


①節分の前日、久しぶりに雪が積もりました。節分準備のため買い物に出かけたお店から見上げる団地は一面真っ白な雪景色。


②立ち寄りました銀行の駐車場の片隅にはとっても大きな雪の山。


③今日は「節分」*夜は<豆まき>&<恵方巻き>。その準備のために車を走らせ行きつけの近くのスーパー<Y店>へ。


④店頭コーナーには、「節分」玄関に飾る鬼の面付きの<柊(ひいらぎ)>の束。尖った<柊>のトゲが厄払いになるとのこと。鬼の面がとってもユーモラス。


⑤店頭には撒くのは惜しい有名な千葉県産の美味しい<落花生>。これは後で食べる用に(^_^)*さてさて、今日のメインディッシュ<恵方巻き>コーナーはどこかな?


⑥ありました!ありました!いつも定番の<にぎり寿司>が並んでいる寿司コーナーにはその<にぎり寿司>はゼロ!その代り、たくさんの<恵方巻き>がところ狭しとワゴンいっぱいに並んでいました。


⑦販売されている<恵方巻き>はなんと全部で8種類!具が増えて太くなるほどお値段も増えます。<赤鬼><青鬼>交互の鬼の面ディスプレイも手伝って<恵方巻き>売り場はとっても華やか。お目目まん丸とってもかわいい鬼の面。邪気の化身とはとても思えません^_^;


⑧こちらのコーナーは<大豆>を使った正統派<福豆>。偉大な漫画家赤塚先生風の鬼の面付きということは、山形の有名な豆屋さん<でん六豆>がメーカーなのかな?…


⑨いつもは地味な<鰯(いわし)>売り場も今日はワゴンいっぱいで大盛り上がり!美味しいけれど焼くと匂いがとっても臭い<鰯>。臭いものは鬼の侵入を防ぐとのこと。昔から家の入口で<鰯>を焼いたり<柊>に<鰯>の頭を刺したりするといった風習があり、最近では、お店の販売促進も重なり、「節分」には<鰯>もいっしょに食べるという形となってきたようです。美味しそうだったので3本セットの<焼き鰯>を買いました。


⑩メインの店頭は、掲げている大きな鬼の面を中心に様々な「節分」商品のオンパレード!売上が伸びるか伸びないか、ここが販促さんの力の見せどころ。ミニ黒板使いの手書きPOP文字がアイキャッチャーとなっている迫力ある華やかなディスプレイがお客様の足をうまく止めているようでした。


⑪「節分」の後、半月ほどで次のイベントの「バレンタインディ」がやって来ます。すでに中央の店頭はチョコレート商品の山*ピンク使いの華やかなディスプレイとなっておりました。クリスマス終わってお正月→節分豆まき、それを越えたらバレンタインディ。で、次の月始めはお雛祭り…日本の行事をつつがなくこなしていくというのはけっこう忙しいものです。<¥もいつの間にかパタパタと…‘‘‘^_^;>


⑫無事「節分」グッズを手に入れた帰り道、赤信号で止まった前の車のナンバーは<888>の末広がりのゾロ目ナンバー。なんという縁起の良さ!今晩の「節分」はきっちりしっかり厄除けすることが出来そうです。


⑬ちょっと前に他店で購入、玄関に飾っておりました家の「節分」<柊(ひいらぎ)>が「おかえりなさい」とお出迎え。鬼を追い立てるジャラジャラ音の豆ガラ付きです。


⑭先ずは購入しました<鰯>の丸干し焼きをお皿に乗せ、後ほど「節分」食卓へ…。


⑮お店で購入して来ましたやや太目サイズの「恵方巻き」を包丁で半分コ。今年の<恵方>北北西に向かって、体にやさしい今年の「半分コ恵方巻き」を無理せずゆっくり時間をかけながら味わいながら食べました。ああ、磯の香りがたまらない!グッドテイスト(^・^)*海苔巻は日本が生み出した最高傑作です。


⑯さあ、いよいよ「節分」豆まきスタート。家の各部屋の窓を開け閉めしながら「福は内~!鬼は外~!」シンプルに豆は各部屋3個×2回ずつ(笑)

撒き終わりは、<福は内>の豆のみを神棚にお供えし、手を合わせてお参りしました。


⑰次の日、ベランダを見ると<初雪かずら>のプランターの上に「鬼は外~」の時に撒かれた<落花生>がいくつかちょこんと顔を出しておりました。お役目お疲れ様でした。


⑱今年も秋田の友人Kちゃんから干し餅&秋田名物セットが届きました。2月10日に行われた【西木の紙風船上げ】も大盛況の中無事終えられたとのこと。Kちゃんが創った<紙風船>*今年も素敵に雪の夜空の中を天高く舞い上がっていったことでしょう。


⑲立春は越えたもののまだまだ油断は大敵。突然大雪に見舞われたりすることも多い季節です。乾燥もあり風邪のウイルスもかなり流行っているとのこと。私も喉が少しヒリヒリ?寒気も少々…上着をもう一枚増やしました。皆様もお体お大事にされてお過ごしくださいね。 

                      <2017.2.20 Miho Kawamura>