
「さてと困った…、ここからどうしていきましょう…」頭の中がこんがらがって次の一手が掴めずフリーズ状態…。堂々巡りの悩み事が溜まってしまい「いよいよ行き詰って来てしまったぞ~‘‘‘」のその時、気分転換に不思議と足を運びたくなるところ…そこは、山向こう秋保温泉郷から西方面に少し車を走らせた秋保町奥の山あいにある【秋保大滝】という場所です。
国指定の名勝、日本の滝百選にも名を連ね、日本三名瀑のひとつにも数えられておりますこの【秋保大滝】は、幅6メートル高さ55メートルもある名取川本流の巨大な滝で、垂直に落ちる様がとても美しく以前某メーカーの洗濯機TVCMにも使われたこともあります。轟音とともに一気に流れ落ちるその様はいつみても迫力満点! 滝つぼまで降りるコースもありますが、私は滝の向かい【秋保大滝不動尊】の横から入った奥にある<滝見台>の上からその圧巻の光景をいつも楽しんでおります。風の方向によって時々運ばれ流れてくる細やかな滝のミストがとても心地よく、それに包まれながら<滝見台>で大きくノビノビ深呼吸。日々のあんなこんなで凝り固まっておりました心と体が、自然にほぐれていつもの元気を取り戻していくような…*とても不思議な場所です。久しぶりに伺いました今回も、コリコリ強固なフリーズがお陰様でほぐれて溶けていきました(笑)
その<滝見台>前に鎮座しております【秋保大滝不動尊<西光寺>】。伸びやかな古木に囲まれたお堂の穏やかな佇まいにいつも心が和みます。たくさんの由来が残っておりますこの【秋保大滝不動尊<西光寺>】。山形の名刹【立石寺<山寺>】も創建されました<慈覚大師様(円仁さん)>が奥秋保に足を運んだ道すがらこの大滝を見つけられ、その素晴らしい景観と森厳の気に心を打たれてこの地に不動尊を安置、【立石寺の奥の院】とされたとのことでした。
現在のお堂は文政8年(1825)、地元仙台八幡にある龍宝寺にて得度、羽黒山等での修業された後にこの地で尽力されました<木食地足上人>という方が再興されたもので、お堂の中には高さ3メートルほどの<金銅不動明王座像>が安置されております。東日本大震災の大きな揺れの際一部損壊しましたが、2年前の2015年の春に無事修復終え、迫力のある威光が再び蘇りました。大滝の見える<滝見台>に伺う前は、最初に必ずこのお堂に立ち寄りお参りしております。
たまたま辿り着いた某スピリチュアルカウンセラーの方のサイトに宮城のパワースポットリストがあったので拝見しました際、この【秋保大滝不動尊】もそのリストの中に入っておりました。詳細を見ると、なんと日々の悩み事をリセットしてくれるパワーがある場所とのこと!なんとなく引き寄せられておりました自身の直観みごとにビンゴ(^_^) ♪*相性もあるのですべての人が…ということでもないと思うのですが、日々の元気の素となる自然の気を頂けることにはきっと間違いはないかと。仙台の奥座敷<秋保温泉>のお湯を楽しまれた後に、ぜひとも足を運んで頂きたい仙台人の私お勧めの場所です。
*2017春のお彼岸*お墓参りの後の小ドライブ【秋保大滝】フォト日記。
<続きを読む>をクリック。こちらもご覧いただけますとうれしいです。 <Miho Kawamura 2017.4.10>

①いつものご近所猫さんがいつもの指定席である我が家のテラスにご来訪。ゆったりまどろみながらウトウト日向ぼっこ。2017春のお彼岸、もうすぐお昼。

②お墓参りの準備整い、近くにあります家のお寺さんへ。敷地の梅の木は薄桃色の花が一分咲き。地面の上には春野草の定番*青色オオイヌフグリ。

③春のお彼岸*今年のお墓参りも無事終了。気分転換、久しぶりに癒しのスポット、奥秋保の【秋保大滝】へ足を運ぶことにしました。仙台郊外、蕃山ふもとの錦が丘団地から秋保温泉へと抜ける<秋保新道>へ。

④<秋保新道>は十数年前に全線開通。この新道が出来て、家から秋保温泉方面がとても近くなりました。左上の黄色い標識は<動物注意>。サルだったり、タヌキだったり。地域によって<動物注意>の標識は様々ですが、このあたりはとてもシンプル<カモシカ飛び跳ねシルエット>です。この道路はまわりが山のみなので夜は真っ暗。特に注意です。

⑤新道から秋保街道へ合流。秋保の温泉街を抜け、ひたすら西へ。秋保の町中を越えたあたりから見える三角山は戸神山。スギ中心の針葉樹林で出来ている?少々赤みをおびている感じが花粉症持ちとしては気になります。

⑥秋保街道沿い、ガラス工房を併設しておりますカフェのあたり。仙台の街中より気温2、3℃低め、道路脇にはまだまだ白い雪が残っています。

⑦【秋保大滝】無料駐車場に到着。表示板は<秋保大滝パノラマのみち>。パノラマという響きってなんとなく70年代の匂い(笑)なんだか懐かしくなりました。表示板の下には残雪とは言えないくらいの雪のかたまり。

⑧門前のお店の前を通って【秋保大滝不動尊】へ。まだ芽吹き前の春先なのでこんな感じですが、行楽シーズンの土日ともなると様相一変!ここが人人人で埋まります。

⑨お参り&大滝拝観の前に、まずはこの手洗い場で身を清め…。

⑩【秋保大滝不動尊】の<不動堂>へ。久しぶりのお参りです。

⑪購入しましたお線香とろうそくをそれぞれの台にお祀り。シーズンオフの今日はお参りする人が少ないため、縁起を担ぐお香の煙が少なく残念。

⑪お参りを済ませ、目の前にある御賽銭箱にふと目を落とすと…とても驚きました。なんと御賽銭箱の四隅に木彫の象の像がにっこり微笑んでいるではありませんか。今までまったく気が付かず…インド生まれのお釈迦様の関係?珍しい御賽銭箱なので調べてみたくなりました。

⑫本堂脇の売り場。懐に寝入った赤ちゃんを抱きながら家族のお守りを探すお母さんの姿*いいですね~♪愛を感じました。

⑬<不動堂>の脇にあるご神木の袂を越え、すぐ横の階段を下りれば【秋保大滝】が一望出来る<滝見台>です。

⑭歩幅合わせが少々むずかしい幅広の階段を下りたその先、広場となっているところが<滝見台>です。

⑮<滝見台>に到着。久しぶりの【秋保大滝】。音もその姿も変わらず圧巻*春の雪解け水も相俟っていつもより滝の水量が多いかも。観光シーズンの土日はこの<滝見台>が人で満杯、とてもこのフォトのような撮影はできません。さあさ、今のうち(^_^)*

⑯滝向かい<滝見台>まで風の機嫌によって運ばれて来ます大滝ミスト。運よく今回も楽しむことが出来ました。気分一新*日々の元気もだいぶチャージされたかな(^_^)

⑰<滝見台>そばに店を構えるのは、美味しい竹豆腐をはじめ、甘味等も楽しむことのできる<大滝茶屋>さん。地元のお豆腐屋さんが営んでおります。今回は時間がないのでまたの機会に。

⑲「ほんと、ぜったい来てよね。約束だよ」かわいいパッチリ眼差しがそう訴えてくる店先の信楽たぬきくん。

⑲木漏れ日の中、静かに佇む<不動堂>。長くこの地で折り重ねられてきました物語の中に、時を越え今にも吸い込まれていってしまいそうな…。 <滝見台>からの帰り道、清廉な白い光にお堂が包まれておりました。

⑳【秋保大滝不動尊】の鳥居。風格あるどっしりとした石造りです。お不動さんなのに神社の鳥居?明治時代前は主流でした神仏合祀の名残りかと。

㉑行きも通りました門前のお店前。午後からの日差しの暖かさも手伝って、先ほどよりお客様が増えてきたようです。

㉒帰りはちょっこっと寄り道、秋保温泉街にあるスーパー【さいち】さんに立ち寄りました。

㉓この【さいち】さん。一見ふつうの地方スーパーに見えますが、いまや知名度全国区となっている秋保名物<手づくりおはぎ>を販売している超有名なお店です。特にこの小豆餡のおはぎは絶品!お彼岸期間はあっという間に売り切れてしまいます。あ、残りあと4個しかない!早くカゴに入れなくちゃ。

㉔一番人気の小豆餡<おはぎ>の他、ごま餡<おはぎ>、きな粉をまぶした<おはぎ>もあります。お店の従業員の方がていねいに味付けした手づくりお弁当やお惣菜もとても美味しく、地元民だけではなく訪れた観光客の方々にも大好評とのことです。今回はお彼岸のお供え&夕食用の<おはぎ>の他、野菜のお煮つけ、きゃらぶきのお惣菜を購入しました。やはり【さいち】さんのお惣菜はちがいます*満足満足♪の夕ご飯でした。

㉕帰りの道路。泉ヶ岳が望めるテリトリーの西道路が見えて来ました。春のお彼岸お墓参り後、ほんの数時間だけの小ドライブではありましたが、すっきり*ほっこり*気分一新することが出来ました。やはり【秋保大滝】パワー☆侮れません。次回は芽吹きの新緑シーズンあたりかな?また元気の素をチャージしに足を運びたく思います。
<Miho Kawamura 2017.4>