act.72 新緑の秋保【木の家】へ行って来ました。

*秋保【木の家】珈琲館
*秋保【木の家】珈琲館

 長年見ないふりをしていた家の本格的な片付けに今年こそ着手。暖かくなって来た春頃から作業を始めることにしました。始めてびっくり!引出しやストッカーの中など、普段目に見えない場所についつい溜め込んでしまっている紙モノたちのあまりの多さよ。<あ、素敵なデザインのパンフレット!後で仕事の資料やなんかで必要になるかも。><旅の記念に頂いちゃおう。後でゆっくり見るのも楽しいし。>そう思いながら、とりあえず一時ストック、整理を後回ししてしまう自身のトホホな紙モノ収集癖。ついつい買い求めてしまうアートカードも数知れず…。手元に広げた紙モノの山を見つめてしばし反省。<とにもかくにも始めなきゃ。>気を取り直し本格的に片付け作業を開始しましたその矢先、ひどい風邪を引いてしまい作業はいったん中断。だいぶ良くなったもののなかなか再開までの気力が湧かず…。

 

 そんな今一歩の心と体を整えるには、やはり目に心地よい緑を楽しみながらの近場森林浴が一番。そういえば、しばらく秋保ドライブ散策の定番、益子の器も楽しめる【木の家】に行っていなかったかも。地元の美大出身、民芸の世界にとても詳しかった友人のYちゃんに初めて連れて来てもらったのはいつの頃?さすがに昭和の時代ではなかったはず…(苦笑) いったん棚上げ、現実逃避or気分転換?人生それも必要不可欠よね*ということで、その【木の家】に久しぶりに足を運んでみることにしました。

 

 名取川渓流河原も敷地内、バーベキューを楽しめる宿泊ロッジも経営されている秋保【木の家】は、秋保史跡のひとつ【天守閣自然公園】の姉妹観光施設です。眼下に名取川を望む景観の良い駐車場に車を停め、すぐ側にある小さな門を潜れば、施設のある河原へと通じる緩やかな坂。渓流の景色と周辺の自然を楽しみながらその小路を1,2分ばかり下っていくと、濃い茶系の木造建築が数棟が見えて来ます。交流ホールやギャラリーを伴い食事も楽しめる【珈琲館】。益子や笠間焼の作家さん制作の器などを展示販売しております【うつわ館】。秋保在住のクラフト作家さんの作品を展示販売している【手しごと館】。川遊びが楽しめる【名取川河原コテージエリア】<こちらは有料>。木材をふんだんに使ったどっしりとした風格を持つ民芸調の建物は仙台近郊ではとても珍しく、初めて伺った時から赤丸チェックのお気に入り施設です。

 久しぶりに伺ったその日は心地よい五月晴れ。春を待ちわびていた秋保の里は花盛り。新緑黄緑色とのコラボはこの時期ならでは。手塩にかけて作家さん方が創られた素敵なうつわやクラフトたちは目にするだけで癒され、心の栄養になっていくような…。美味しい【珈琲館】でのランチも合わせて楽しみながら、お気に入りの【木の家】満喫、秋保の自然とともに楽しんで来ました。

 

 帰って来て気分一新リフレッシュ。ではでは仕切り直し、片付け作業いざスタート!と思いきや…気づけば暦は変わりレギュラーお仕事入り月の6月に。溜まりに溜まった家の断捨離、すべてすっきり片付くのはいつの日か…^_^;                 Miho Kawamura  <2018.6>

 

*続きを読むをクリック。秋保【木の家】散策フォト*どうぞご覧くださいね。 
    


①うす紫色のツツジ満開。空は青空心地よい皐月晴れ。


②八重桜の花も終盤。森林浴日和の今日は気分転換*ちょこっとドライブ。久しぶりに秋保【木の家】へ。


③【木の家】系列駐車場に到着。奥の巨木に一面絡むフジの花々。著名華道家の迫力あるオブジェのごとく。自然の力に脱帽*おみごと。


④エントランス入口看板。門番の信楽たぬきさんが<ようこそ>とお出迎え。すっかりしばらくご無沙汰してしまっておりました。


⑤門を潜った先には、名取川の河原下にある【木の家】までゆるやかに続く散策道。道脇の花々や新緑の中見え隠れする川の流れの風景を楽しみながらゆっくりその坂道を下ります。


⑥河原でバーベキューを楽しむ人々発見。ワイワイとっても楽しそう。大学のサークル仲間かな?


⑦見上げれば空一面に青もみじ。五月の爽やかな風に心地よくなびいています。道すがら大きく深呼吸。まさにこれぞ秋保で森林浴*


⑧秋保【木の家】施設に到着。時計を見ればすでにお昼の午後1時過ぎ。まずは施設一番奥の【珈琲館】棟レストランでご飯かな。


⑨レストラン内。外に面するテラス席からの眺め。望める川の流れを楽しみながらのランチにも心惹かれましたが、その日はかなりの晴天。降り注ぐ太陽の日差しと共にはむずかしく、今日は建物内の涼やかな席へ。


⑩前回伺った時は限定ご膳だったかな?今日は軽食気分*<ナポリタン>と季節限定の<ふきのとうピザ>を注文しました。<ナポリタン>はまさに日々追い求めていた懐かしの美味しさ。初めての注文<ふきのとうピザ>。ばっけ<ふきのとう>味噌好きにはたまらない美味しさ。かなりハマりました。でも春限定のピザなので、初夏の今はもう終了しているかと。次の春を楽しみに。


⑪食後に出されました素敵な珈琲カップ。土モノ器はコーヒーにとても似合います。あれ、そういえば…作品の器を【木の家】レストランで使ってもらっているとのこと、盛岡展示の際ごいっしょでした益子焼作家さんがお話していたような…。


⑫やはり、益子焼<泥部窯>の松下忠生さん作の珈琲うつわでした。青色のうつわもとても素敵*松下さんのうつわ作品は【うつわ館】でも取り扱っておりました。


⑬木の家【珈琲館】イベントホール。ときどきクラッシック中心のコンサートが開かれるとのこと。奥に黒いグランドピアノがありました。


⑭ホールの高い吹き抜け天井。様々な形のライトがとてもユニーク。見上げるだけで心が解放*とても心地よい空間でした。


⑮ホールの一角に木製のハープが展示されておりました。ときどき開催されるコンサートではこのハープも素敵な音色を奏でることがあるかと。


⑯【珈琲館】手前の棟、【くらしのうつわ館】。益子、笠間焼など作家さん土モノ器作品の他、ガラス、漆器など様々なうつわ作品、クラフト小物も扱っております。


⑰作家さん方の思いがつまった小さな美術館の様。ショップながらも整然とされた展示がとても美しく、いつも長居してしまいます。


⑱後ほど建てられた【うつわ館】の向かいの【手しごと館】は秋保在住作家さんたちの作品を展示販売されています。


⑲こちらも居心地よい空間。秋保在住作家さんの様々な工芸クラフト作品を楽しめる充実した施設です。以前より棟が増えて満足感アップ。


⑳【手しごと館】内、民芸調格子の台に飾られた華やか色のこけしたち。可愛らしいディスプレイに、こけしと同じニッコリ笑顔になりました。


㉑戻りは逆の登り坂。渓谷全体が見渡すことが出来る、だいぶ上までやって来ました。駐車場はもうすぐそこ。


㉒若葉が芽吹く季節のちょっとした秋保ドライブ。久しぶりの【木の家】*咲く花の種類が変わる夏の時期に、またお伺いしたく思います。


㉓帰りに立ち寄りましたYスーパー横に<こいのぼり>。端午の節句は終わりましたが5月中いっぱいは飾っているのかな。ここは<カッパダ川>という小川が昔流れていたところ。心地よく泳ぐ<こいのぼり>たちは、きっと立ち寄られる方々の笑顔の種になっていることかと。


㉔自宅玄関前のプランターには無事に冬越えすることが出来た<西洋オダマキ>が花盛り。

のんびりアップのフォト日記は少々時差あり^_^;季節変わって今はもうすぐ梅雨間近。うんざりしがちなジメジメ空気に負けずに、ときどき気分転換リフレッシュ*皆様方もどうぞお元気にお過ごしくださいね。

                        Miho Kawamura <2018.6>