act.78 初夏のつれづれ*フォトだより 2019


*雨降り葉っぱにトカゲくん発見
*雨降り葉っぱにトカゲくん発見

 仕事と日々の雑事に追われ追われて、はっと気づけば今年も残り半年。ついこの間、NHKの<行く年くる年>を見ながらお年越しをしたような…。一年過ぎるスピードがどうも歳を追うごとに高速回転になって来ているのは、もしやこのお年頃になったから?(^-^; 

 

 来年東京2020オリンピック越えの次の年、現在制作しております新作中心の作品展を開く予定をスケジュールに入れました。「再来年だからまだまだ先ね」事をのんびり構えていると、その高速回転の法則で、あっという間にとんでもない速度で時は来る!!

 

 目の下にクマをつくりながらああ、出来ればもう一日ほしかった」と毎回後悔しきりの搬入間近。次回展の搬入前日は、出来れば準備をすべて整え終わり、美味しいコーヒーの一杯でもゆったり啜っている余裕で迎えたいものです。でも、いつもの形でもなぜか不思議と帳尻がうまく合ってなんとかなってしまったりすることを頭が覚えてしまっているので、やはり次回もきっと変わらずアタフタしている可能性大かと。脳みそ習慣なかなか治らず…(苦笑)

 

 久しぶりの個展予定*同時にこなす様々な大波小波事を上手にかき分けながら、心地よく楽しんで頂ける展示を目指し、日々こつこつ制作に励んでいきたく思っております。<仙台での開催予定。日にちが決まりましたらサイトにて追ってご案内いたします。>

 

*毎年6月入りの冊子レギュラーお仕事でしばらく多忙。フォト日記の更新が出来ず失礼しておりました。お仕事中、珍しく風邪引きトッピングでしたがお陰様で無事納品終了(^-^;

その前後を綴った<2019年初夏のつれづれ*フォトだより>は下記です。ご覧いただけますとうれしいです。

 

                                                                  Miho K .<2019.7>


①青葉の季節、久しぶり広瀬川沿いの【宮城県美術館】へ。


②エントランスを蛇行する小さな水路。


③小石に初夏の日差しを絡ませながらキラキラと流れる小さなせせらぎ。辿りゆく先に…


④見えてくるのは、宮城県美術館の正面玄関。江戸時代の後期、京都で活躍された絵師【横山崋山展】が開催中。「みればわかる」のキャッチCM、東京展も話題になっておりましたので、ぜひとも拝見したく思いながらも、ちょうどこの時期仕事真っただ中…はてさて大丈夫か?ラフ出し無事終了と本描き仕事の合間、なんとか時間を取ることが出来ました。


⑤伝統形式に属さず、様々な著名絵師の画法を独学に近い形で学ばれ徐々に人気を得ていかれた横山崋山。画題に合わせて自由自在に筆を操り、お願いされた注文に答えていくその形は、まさに現在のイラストレーターの走り。風俗画や代表される30mに渡る<祇園祭祭礼図巻>、<紅花屏風>は圧巻。写真も無い時代、鳥観図表現だけでも難題なのに、その中無数に入っている人々の表情、しぐさがひとつとして同じものが無く生き生きと表現されており、その絵の世界の中に眺めている自分自身もふと気づけば入ってしまっているような…。まさに「見ればわかる」!【横山崋山展】。欧米の人々からも愛された繊細な美しさ、活力のある楽しさを、私も初夏の美術館で堪能して来ました。


⑥その帰り道、立ち寄りました定禅寺通りのケヤキ並木。木陰の合間を通り抜ける風が心地よい季節、久しぶり、真ん中小径をゆったり散策しました。


⑦定禅寺通り沿いに佇む【県民会館】。今現在の正式名称は【東京エレクトロンホール宮城】ですが、古い(笑)仙台市民同士の会話の中での名称は今も変わらず【県民会館】。向かい側は昔ガソリンスタンドだったような…。子供の頃、給油している父を待ちながらこの県民会館の大きな渦巻模様外壁オブジェを眺めていた記憶が。それがしっかりあるということは、手前に見えるケヤキの木はきっととても小さかったのかもしれません。

取り壊し建替えが検討されている【県民会館】。私にとってとても思い出深い【新仙台ヴィルディング】が昨年秋、静かに幕を閉じ取り壊されました。昭和の歴史ある建物が少しずつ消えてゆく仙台。時代とはいえ、とても寂しく思います。


⑧日は少し進み、再び用事ありで仙台の街中へ。いつもの駐車場に車を停めて一番町のアーケード側へ歩みを進めてみると、曲がってびっくり!通りいっぱいリズミカルな掛け声に合わせて踊る雀踊りの大軍団(笑)「あ、そういえば今日は仙台青葉祭りの前夜、宵祭り日だった」多忙続きでしばらくお祭り疎遠だったな… 明るい笛太鼓の音、活気あふれる雀踊り*偶然出会えた今日は良き日♪


⑨仙台駅に通じるアーケードには、本祭りの明日に備えて山車が飾られておりました。地元デパート【藤崎】山車。屋上に鎮座している福々しい恵比寿様が笑顔でようこそ*お出迎え。いつもこの時期、用事重なりなかなか伺えない本祭り。今年も難しく残念無念```


⑩用事を終えて気づけば夕方、早め帰って夕餉の準備。その前に近所のスーパーへ。入口上部、あれあれ?あれはもしや…。


⑪やはりこれはツバメの巣。巣からはみ出ているくらいに大きくなった子ツバメさん2羽がまったり休んでおりました。もう試し飛行が出来るくらいになったのかな?


⑫持ち帰った美味しいもの2点。仙台駅ナカのショップでみつけた珍しい京都<西利>ラブレ菌入りりんご漬物。


⑬藤崎デパ地下でみつけた期間限定*山形の笹巻(チマキ)。庄内に住む親戚が小さい頃によく手作りものを送ってくれました。笹の中身は粒粒が残ったもち米ご飯。ちょこっと茹でて、巻いている笹をきれいに剥がし、砂糖ときな粉プラス塩少々のブレンド粉にフカフカまぶせば出来上がり。出かけて良かった*初夏の山形でしか味わえない大好きな味としばらくぶりに出会えました。


⑭これは簡単手作り、にんじんきゅうり&赤パブリカ細長野菜ピクルス。キリっとした酸っぱさで食欲増進、夏の定番。今回は関西お好み焼きソースでお馴染みの<おたふく>印ピクルスの素で漬けてみました。深みあるかも、好みかも(^-^)


梅雨の晴れ間の雨あがり。色づく実は赤いけど、なぜか不思議と花は白い。弾いたまんまる水滴がきれい。


⑯今年も咲きました定番の山あじさい。とてもきれいな花を咲かしますが、とんでもなく丈夫で一度根が増えたらもう元には戻れない。忙しさに紛れ気づけば庭はいつの間にかあじさいだらけ(苦笑)自然発生なので御山のご意思に沿いつつも、さすがに花後は少し剪定かな…


⑰大きな葉っぱの上にトカゲくん発見。いっぱい開いた4つの手足がとてもかわいい。様々な生き物が時おり立ち寄ってくれる家の小さな隠れ庭。


⑱そう、巣を作ろうかでもどうしようか、いつも迷っているこのキジバトくんもその仲間…。


⑰「えへへ、また来ちゃいました。宜しくね」キジバトくんの姿、再び。


⑱見つめる先は、やはり前回巣づくりに失敗しているこのベニカナメの木。


⑲キジバトくん、巣づくり再々チャレンジなるか?一度ヒナの孵り、旅立ちのところまで拝見してみたいものなのですが…。案の定、途中まで作って遠くで声は聞こえるものの、姿は見せずどこへやら。やはり変わらずのフーテンの鳩次郎…今回もやっぱり難しいかな…(^-^;

 

梅雨冷え一転30℃超え、そろそろ梅雨開けの時期も間近かと。これからが暑さ厳しい夏本番。皆様方もお体どうぞお大事に、涼やか元気に2019夏をお過ごしくださいね。

 

                          <miho K.2019.7>